割竹で壁の下地をつくった土壁の家です。ひとつ石ではなく木製土台を廻していますが、建て主さんのつよい思いが実りました。
杉板材や松丸太の梁など、すべて自然な素材でつくられています。
住まいは、できあがった時点が100%の完成形である必要はないと、しっかりとした構造体をつくり、緩やかに変わっていく家族の生活に合わせてたし算をしていく、あるいはひき算をしていく。楽しみながら、成長していくすまいが出来ると良いな、と考えています。
基本的な動線はそれぞれの家庭の生活のしかたを大切にして提案していきますが、子どもたちの成長に伴って変わっていくことについては柔軟に対応していけるように、最初から過度なつくり込みをしていません。2階の子ども室は竣工の時点では間仕切りがなく、幼い子ども時代、ふたりで存分に遊べる時間を過ごしたあと、手を加えていこうという考えです。
土壁
地域産材
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